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審査
2016/01/05

銀行における審査部の廃止

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2016年1月4日、日本経済新聞の朝刊において、『山口FG、審査部を廃止』というタイトルの記事が
掲載されました。

「金融機関で審査部を廃止する!?」

言葉の意味を全く飲みこむことができませんでした。

 

【金融機関の業務フロー】
金融機関は、融資依頼に対して、審査を行う。
決算書があれば財務分析を行う。
通常考えにくいが、決算書がなければ、社長個人の資質や資産内容を確認する。
このフローがない金融機関は、存在しない。

 

【本店から現場へ権限移譲】
記事を読んで合点しました。
本部の審査部は廃止し、各支店や現場に融資を決める権限を移すという話でした。
その上で事業性評価部を新設し、部員を支店に配置するという。

 

【機械化できない審査機能】
審査回りの業務は機械化され、どんどん効率化されるのは間違いないが、
金融機関において審査機能がなくなることはない。

なぜなら、審査機能のない金融機関を想像すれば分かります。

審査機能のない金融機関における融資は、お金を貸しているのではなく、
お金を配っていることと同義です。
つまり、「お金の無料配布所」と言えます。

株主が存在する民間企業ならば、あり得ません。

民間の融資ではなく、国による助成金・補助金・公的資金、
さらには資本主義ではない国における金融機関は、この限りではないことは明記しておきます。


“倒産・粉飾ウォッチャー”  塙 大輔