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分析
2017/01/31

今年の倒産を予測する - 2017年 - ①

ブログ

2015年の倒産動向を振り返り、2016年の倒産について予測する。

 

【Alox】 『第三の眼 ~看破する力~』 http://alox.jp/  vol.27

◆ 目 次 ◆

【1】  今号の一言   『イデオロギーがない大統領の誕生』

【2】  本文        『今年の倒産を予測する - 2017年 -』

【3】  検証        『今年の倒産を予測する - 2016年 - 予測精度検証』

【4】  編集後記    『“謙虚×2”の年』

 

【1】イデオロギーがない大統領の誕生

今年は、ドナルド・トランプ氏の米国大統領就任によって幕が明けた。

世界は、デモによって、トランプ大統領の就任を「お祝い」した。


トランプ大統領について、カリフォルニア大学バークリー校教授 ロバート・B・ライシュは、下記にように述べている。


『トランプ氏には原理やイデオロギーがない。自分のエゴのためであれば、何でもする病的なナルシストだ。』
(参照元:週刊東洋経済『2017年大予測』 48ページ)


原理やイデオロギーがないと評される大統領の誕生は、記憶にない。


昨今のトランプ大統領の発言は、世界の政治経済、企業活動に衝撃を与えている。


今年から、トランプ大統領の一挙手一投足に注意することは、企業分析担当者のルーティンとなったのは間違いない。

 

それでは、年初恒例の「今年の倒産を予測する」をお楽しみください。

 

 

【2】今年の倒産を予測する - 2017年 -

2016年の倒産動向を振り返り、2017年の倒産について予測する。

 

【2016年の倒産件数(上場企業)】
倒産件数:0社〔2015年:3社〕 <前年比*倍(計算不可)>

 

直近10年間の上場企業の倒産件数と日経平均株価の推移は、
下記の通りである。


『上場倒産件数と日経平均株価【大納会終値】の推移』

 上場企業倒産件数大納会終値
2007年             6 15,308
2008年             33 8,860
2009年             20 10,546
2010年             10 10,228
2011年             4 8,455
2012年             6 10,395
2013年             3 16,291
2014年             0 17,450
2015年             3 19,033
2016年             0 19,114

 

≪上場企業の倒産件数と大納会終値の棒グラフ≫

170118_stockkensuu.jpg
http://alox.jp/dcms_media/other/170118_stockkensuu.pdf


≪上場企業の倒産件数と大納会終値の折れ線グラフ)≫

170118_relation.jpg

http://alox.jp/dcms_media/other/170118_relation.pdf


第2次安倍内閣が始まったのは、2012年12月26日である。

2013年以降、日本政府(日本銀行も含む)の施策により、株価は上昇し、上場企業の倒産件数は「極限」まで抑制されている。




【2016年の倒産件数(全企業)】
倒産件数:8,446社   〔2015年:8,812社〕   <前年比0.96倍>
負債総額:2兆61億円  〔2015年:2兆1,123億円〕 <前年比0.95倍>

 

全企業の倒産件数は、3年連続で10,000件以下である。
倒産件数という点では、“底にある”と言える。


中小企業は、金融機関の支払猶予(リスク)や保証付き融資によって、資金繰りがサポートされている。


昨年も指摘したが、現在の倒産件数は、バブル景気と同等、いやそれ以上に少ない。
(倒産ではなく、休廃業・解散した企業の数は2万9,500件以上も存在することを付け加えておく。)


≪2007年~2016年倒産件数(全企業と上場企業)の棒グラフ≫

170118_kensuu.jpg

http://alox.jp/dcms_media/other/170118_kensuu.pdf

次号(今年の倒産を予測する - 2017年 -  ②)に続く。 (2017年2月1日0時に公開します)

 


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