TOP > ブログ > 今年の倒産を予測する - 2019年 - ①
倒産
2019/01/31

今年の倒産を予測する - 2019年 - ①

ブログ

2018年の倒産動向を振り返り、2019年の倒産について予測する。

 

【Alox】 『第三の眼 ~看破する力~』 http://alox.jp/  vol.36

◆ 目 次 ◆

【1】  今号の一言   『銀行は支援しない ~ 年初から上場企業が倒産 ~』

【2】  本文      『今年の倒産を予測する - 2019年 -』

【3】  検証      『今年の倒産を予測する - 2018年 - 予測精度検証』

【4】  編集後記    『“惑わず”の年』

──────────────────────────────
【1】  銀行は支援しない ~ 年初から上場企業が倒産 ~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


今年は、上場企業の倒産によって幕が明けた。

[会社名] 株式会社シベール
[市場] ジャスダック
[証券コード] 2228
[倒産日] 2019年1月17日 民事再生法
[負債総額] 19億6298万円


[アラーム管理システムの格付評点]:23点
[アラーム管理システムの分析表1.8.貸借対照表グラフ]
http://alox.jp/dcms_media/other/cybele2018.pdf




本件は、「今後の企業評価は保守的にすべき」と示唆している。

倒産の原因は、「資金繰りに窮し、2019年1月18日の債務の弁済が難しいため」とある。



有価証券報告書を読み解くと、下記の事実が得られる。


社長:山形銀行出身(4年前からシベールで社長)
株主:山形銀行が大株主
メインバンク:山形銀行


当然、社長は山形銀行へ資金繰りの状況を伝え、融資依頼をしたが、断られた。
(参照元:日本経済新聞 2019年1月18日 『再生法申請のシベール、資金難で悪循環 銀行の支援に限界』)


おそらく、数年前ならば山形銀行も融資しただろう。
しかし、日本銀行がマイナス金利を導入後、地銀の収益は悪化の一途をたどっており、
融資先の選別は極めて保守的であり厳格となった。


つまり、今後は銀行の支援が期待できない。


昨年倒産した上場企業の日本海洋掘削も資金調達に失敗しており、今後も同様のケースが
起こるのは間違いなく、それは上場企業に限られないのは言わずもがなである。




それでは、年初恒例の「今年の倒産を予測する」をお楽しみください。




★PR★*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*….*…..*……*…..*…


決算書分析は、長年の実績に裏打ちされた
『アラーム管理システムで』と『格付情報』をご利用ください。
サンプル分析やトライアル受付中!


▽詳細はこちら▽
アラーム管理システム
http://alox.jp/product/alarm.html
格付情報
http://alox.jp/product/rating.html

※ご要望に応じたご提案をさせて頂きます。
まずはお話をお聞かせください。


*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*…..*….*…..*……*…..★PR★





──────────────────────────────
【2】 今年の倒産を予測する - 2019年 -
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



例年通り、2018年の倒産動向を振り返り、2019年の倒産について予測する。


【2018年の倒産件数(上場企業)】
倒産件数:1社〔2017年:2社〕 <前年比0.5倍>


直近10年間の上場企業の倒産件数と日経平均株価の推移は、下記の通りである。



『上場倒産件数と日経平均株価【大納会終値】の推移』

西暦 日経平均株価
【大納会終値】
上場倒産件数
2009年 10,546 20
2010年 10,228 10
2011年 8,455 4
2012年 10,395 6
2013年 16,291 3
2014年 17,450 0
2015年 19,033 3
2016年 19,114 0
2017年 22,765 2
2018年 20,015 1

 




≪上場企業の倒産件数と大納会終値の棒グラフ≫

190118_stockkensuu.jpg

http://alox.jp/dcms_media/other/190118_stockkensuu.pdf

 

190118_relation.jpg

http://alox.jp/dcms_media/other/190118_relation.pdf



昨年の上場企業の倒産は、日本海洋掘削【東証1部】のみである。
倒産のカテゴリーには含まれないが、田淵電機【東証1部】が事業再生ADRを
申請したことは付記しておく。




【2018年の倒産件数(全企業)】
倒産件数:8,235社       〔2017年:8,405社〕  <前年比0.98倍>
負債総額:1兆4,854億円   〔2017年:3兆1,676億円〕 <前年比0.47倍>



全企業の倒産件数は、5年連続で10,000件以下である。
昨年と同様に、今年もほぼ前年と同じ件数であり、倒産件数は“底を打った”。



≪2009年~2018年倒産件数(全企業と上場企業)の棒グラフ≫

190118_kensuu.jpg
http://alox.jp/dcms_media/other/190118_kensuu.pdf





【今年は?】
上場企業、全企業の倒産件数は増加する。


次号に続く。

 


本内容をメールで配信しています。
お申し込みは、下記からお願いします。
アロックスメールマガジンお申し込みフォーム