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粉飾
2021/10/04

アラーム分析ランキング -2020年2月~2021年1月-

ブログ

例年通り、有価証券報告書に記載された財務諸表を
アラーム管理システムにて分析した結果をお送りします。

 

【Alox】 『第三の眼 ~看破する力~』 http://alox.jp/  vol.47

◆ 目 次 ◆

【1】  本文      『アラーム分析ランキング -2020年2月~2021年1月-』

【2】  編集後記    『7年ぶりに会って、一言目』

 

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【1】 アラーム分析ランキング -2020年2月~2021年1月-
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【アラーム分析ランキング】
例年通り、有価証券報告書に記載された財務諸表を
アラーム管理システムにて分析した結果をお送りします。

 

<アラーム管理システムとは>
2期分以上の財務諸表(BS、PL、脚注)から、企業を100点満点で評価。
40点以下を「資金繰りの破綻リスクが高い」と評価する。
詳細については、下記URLをご参照ください。


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<アラーム管理システムとは>
http://alox.jp/sevices/alarm/

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【下位55社と100点企業】
<下位55社>
2021kai.jpg


<100点満点企業>
2021jyoui.jpg

 

下位55社と100点企業の全データは下記URLをご参照ください。
〔A4横2枚印刷用〕
http://alox.jp/dcms_media/other/210921ranking_yoko.pdf

〔A4縦1枚印刷用〕
http://alox.jp/dcms_media/other/210921ranking_tate.pdf

 

 

【データについて】
<データ件数>    3624社

<データ作成方法>
EDINETから入手した財務情報をアラーム管理システムにて分析して作成

<データ抽出条件>
(1)最新決算年月が2020年2月から2021年1月までのデータ
(2)連続した決算書は3期分以上
(3)連結と単独の決算が両方ある場合は、連結を優先
(4)アラームの分析対象外業種(銀行、生損保、証券)は除く

※ 毎年の掲載企業数が違うのは、同率ランクの企業数等の影響で、
キリの良い数字の抽出が難しいためです。
今年は、キリの良い数字ではありませんが、55社とさせて頂きました。

 

【評点分布の推移】
2021年配信 40点以下:275社 100点:10社
2020年配信 40点以下:216社 100点:17社
2019年配信 40点以下:180社 100点:12社
2018年配信 40点以下:184社 100点:10社
2017年配信 40点以下:177社 100点:11社
2016年配信 40点以下:169社 100点:8社


100点満点企業の数は減少し、40点以下の企業は59社増加した。
コロナの影響が直撃している企業は、売上が前年比50%以下になるなど、
未曽有の危機に直面している。

 


【下位55社の傾向】
55社中、26社は赤字が常態化※している。
55社中、14社はコロナが直撃している業界
(小売り、ホテル、旅行、エンターテインメント)である。
55社中、19社が昨年もランクインしていた。

昨年は、半数以上が下位ランキングの常連だったが、
今年は新規にランクインする企業が多い。

新規にランクインした企業の大半は、コロナが直撃している企業である。



3期連続赤字の会社を「赤字の常態化」と定義。

 


【急落ベスト3】
前年の評点から急落した企業は、下記である。
2021down.jpg

 

【評点が急落した理由は?】
(株)和心
→売上は、30億(2019年12月)から12億円(2020年12月)に激減。
債務超過に陥る。

 

ベルトラ(株)
→売上は、43億円(2019年12月)から8億円(2020年12月)に激減。
現金・預金も39億円(2019年12月)の9億円(2020年12月)となった。

 

藤田観光(株)
→売上は、689億円(2019年12月)から266億円(2020年12月)に激減。
2020年12月の借入金は、長短合わせて、200億円増加して、647億円に。

 

 

 

【総括】
恐ろしい程に、コロナの影響が決算書に顕在化している。
直撃している業界(小売り、ホテル、旅行、エンターテインメント)の企業は、
売上が半減し、借入金が増加している。


当然だが、これから、その借入金を返済しなければならない。


しかし、銀行や政府の“太陽政策”にも限界がある。

特に銀行は、政府・金融庁主導のもとに「銀行の数を減らす方針」が
示されている関係から、合併や提携先との交渉で優位な立場を確保するために、
「貸出先の選別を行い、不良債権のリスクを極力少なくしたい」というインセンティブが働く。

 

業績不振企業の大半は、金融機関からの融資が命綱であり、“蜘蛛の糸”である。
この糸が切れたら、倒産するしかない。


銀行から、
「当行は、これ以上の融資はできません。」
「当行は、これ以上の返済猶予はできません。」
「貸出条件の財務制限条項(純資産が一定額を下回る、赤字など)に抵触しているため、
返済してください。※」と言われたら、最後通牒である。

 

粉飾の目的は、資金繰り確保であり、
キレイな整った決算書を作成し、融資を得るためだ。


「“今は非常事態だ、やむを得ない”と考え、粉飾に手を染める経営者がいる」
という前提で、取引先や上場企業の決算書を読まなければならない。

 


金融庁は金融機関に対して、借手が財務制限条項に抵触しても、
直ちに債務償還等を要求しないように要請するとともに、
財務制限条項の変更、猶予の相談についても迅速かつ真摯に対応することを求めている。

  

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【2】 7年ぶりに会って、一言目
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テレワークが増えたので、
出勤することが「面倒だな」と感じてしまうことがあります。


コロナ前、「週5日の出勤が当たり前」だったのに、
「今週は3日も出勤した!」なんて感じてしまいます。


隔世の感を禁じ得ないです。

 

 

最近、ご訪問した企業において、こんなことがありました。

偶然、7年ぶりに遭遇したご担当者に、
「Aさん、久しぶりです。塙です。」と、ご挨拶しました。

マスク姿でワイシャツとスーツズボンの私を見て、
若干、怪訝そうな面持ちで、
「あっ、あ~、久しぶり。ちょっと太った。」
と仰いました。

「えっ、え~、少しだけ」
と、私は力なくご返答しました。


後日、よくよく考えると、7年ぶりに会って一言目で、
「ちょっと太った」という言い回しは、
“かなり太ったな”と感じた時に使うものだと解釈しました。

出勤という運動がなくなったことの反動として、
少しコレストロールを蓄えすぎているようです。


7年という歳月は、隔世の感を禁じ得ないです。

 

倒産・粉飾ウォッチャー 塙 大輔

 

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