アラーム閲覧WEBは、「支払能力による倒産リスク評価」をわかりやすく、多くの人に活用頂くためのシステムです。
アラーム管理システムで行っている「支払能力による倒産リスク評価」の分析手法は専門的、独創的であるがゆえに把握しにくい部分があります。
そこで、評価結果、考え方を把握きやすくするために、分析結果や決算書をビジュアル化し、解説を強化いたしました。
営業部門の方とのコミュニケーションにもご活用下さい。
企業の“支払能力”を評価するために複数の評価項目や指標があります。
この評価項目や指標に関する疑問を減らせるよう、各分析指標の簡易な説明やグラフ表示を追加しました。
<立替期間>
立替期間の考え方、各評価項目の説明、評価点の概要を説明。
<経常収支比率>
経常収支の考え方、各評価項目の説明、評価点の概要を説明。
<支払余力度>
支払余力度の考え方、各評価項目の説明、評価点の概要を説明。
「決算書を読む」とは「数字から経営をとらえ、数字に表れない実態を読み解く」ことです。
財務分析を行い良し悪しを評価することも「決算書を読む」ことの一部ですが、
それだけでは決算書に埋もれている情報を活かしきれません。
元々どういった勘定科目が存在していたのかを確認出来るように、集約科目の明細を表示します。
<流動負債引当金の科目明細>
出来るだけ会計ルールや専門用語を使用せずに、「決算書を読む」ことを目的とした勘定科目概要の説明コメントを表示します。
<前受収益の説明コメント>
どのような要因でキャッシュフローが増減したのかを把握するために、キャッシュフローの各項目の構成比を表示します。
<キャッシュフローの構成比>
決算書の概要を把握するために、時系列で決算書をグラフ表示します。
また、BSをPLの項目、PLをキャッシュフローの項目等の他の決算書種類の項目と比較することで、
資産と売上、とキャッシュフローの関係性を把握することが出来ます。
<BS概要図>
<PL概要図>
財務分析は決算書の一部の数値を用いて、割合を計算しているにすぎませんから、概要は把握できますが、
詳細をつかむことは困難です。
そもそも、財務分析だけでOKならば、決算書に細かい勘定科目など不要なはずです。
このように考えると、決算書の概要を把握したうえで、勘定科目の意味合いも勘案しながら、
数字の構造、変化をとらえ、その原因となる実態を読み解くべきです。
このように「決算書を読む」ことで、お取引先の経営実態を深堀することが出来、正しい判断が可能になります。