アラーム管理システム

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アラーム管理システム

こんな方におすすめ

  • check_box 取引先の倒産で損失を受けた
  • check_box 販売先、仕入先を精度高く評価したい
  • check_box 取引先が“粉飾”していた
  • check_box “新しい視点”で決算書を見たい

システム概要

”支払能力”を評価する財務分析システム

アラーム管理システムは、一般的な財務分析では難しい「高精度の資金繰り分析・粉飾の分析」といったリスク評価にフォーカスした財務分析を行い、スコアとコメントで評価するシステムです。

この財務分析手法は1987年から、多数の金融機関、商社、事業会社等に融資審査や与信管理、販売・加盟店管理、仕入先管理、投資のためにご利用いただいております。

システムの特徴

①アラーム管理システムの視点

企業評価の視点は「業績評価」ではなく「リスク評価」の眼でみなければなりません。
その企業のバランスシートをみて、

・どれだけのリスクがあるか?

・リスクと企業の体力(支払余力)とのバランスにおいてどちらが大きいか?

という視点で評価する必要があります。

(粉飾を前提とした)リスク評価主義
  • 企業に内在するリスクの有無とその大きさを測るという視点
  • 貸借対照表(B/S)を中心に企業を評価
  • 過去から現在までの蓄積である貸借対照表(B/S)には、隠すことができない企業の実態がある
業績評価主義
  • 儲かっているかいないかという視点
  • 損益計算書(P/L)を中心に企業を評価
  • 損益計算書(P/L)は一過性の産物である

アラーム管理システムは、2期分以上の貸借対照表と損益計算書からリスクと体力を定量化し、「近い将来、資金繰りを破綻させるようなリスクがあるか否か、それがどのくらいの大きさか」という観点で倒産予知を行います。

②主観的な要素が入らない明瞭な点数

主観的な要素が入らない明瞭な点数

業種を14に分類し、業種に応じた分析ロジックによって、企業を100点満点評価します。

点数が40点以下を「資金繰りの破綻リスクが高い」と判定します。

企業の業歴や経営者の経歴等の属性情報は加味せず、決算書情報のみによる100%定量分析のため、分析担当者による恣意性が入る余地はありません。

③経営者の資金繰り行動をコメントで指摘

種類表示内容
総合コメント 総合コメントは約200以上の種類があり、「資金繰り評点」を軸に下記4つの視点を加えて企業の総合的な経営状態を表示します。
・自己資本比率
・粉飾係数
・金利負担
・支払手形、棚卸資産
特別コメント 特別コメントでは約20種類のコメントがあり、財務内容から特別に注意を要する場合にのみ表示されます。
経営に重大な影響を及ぼす場合には「資金繰り評価」から減点します。
個別コメント 個別コメントでは約180種類のコメントを用意し、以下の5つの視点から企業の経営状態を表示します。
営業体質 主に債権や債務の動き、在庫の動きなどに注目し、営業上での状態を表します。
運転資金 主に借入金や債権・債務・割引手形など、企業の運転資金の状態を表します。
粉飾性 企業を全体的に見て、粉飾性係数を軸に、不自然な部分を指摘します。
収支バランス 主に企業の資金の流れに注目し、債権や在庫の状態・利益計上状態を表します。
特記事項・その他 その他注意すべき事柄等を記載します。

分析によって、浮き彫りになった経営者行動に対するコメント(約400種類)を表示します。

④独自分析ロジック

独自分析ロジック

アラーム管理システムでは、貸借対照表と損益計算書全体を、経営者の資金繰り行動がわかるように分解し、「どこがリスク要因で、それを克服するために経営者はどういう行動をとっているのか」を観察する評価指標を構築しております。

⑤粉飾の危険を指標化

アラーム管理システムでは「みなし粉飾額」を算定し、粉飾額の大きさと体力(支払い余力)とを比較します。「粉飾の危険」と「資金繰り破綻リスク」を勘案して、評価しています。

⑥分かりやすい分析表

分かりやすい分析表

分析対象企業の決算書の数値に基づいて、最大12枚の分析表が出力されます。

アラーム管理システムの分析のみならず、一般的な財務指標の数値やキャッシュフロー表も自動計算されて、分析表として出力されます。また、決算書を俯瞰するのをサポートする帳票として、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフローグラフのグラフを出力することができます。

決算書の概要をグラフで表示することにより、企業の資産構成や利益構造を一目で把握することができようになりました。

貸借対照表グラフ
貸借対照表
損益計算書グラフ
損益計算書
キャッシュフロー表グラフ
キャッシュフロー表

導入事例

信用保証協会様

課題
  • CRD(Credit Risk Database)の分析プログラムへ連携する財務情報の共通フォーマットが必要だった。
  • 一般的な財務分析とは違った切り口の分析が欲しい。
結果
  • 入力および分析システムの統一化
    共通の財務情報入力フォームと分析モデルに統一され、 システムのバージョンアップや更改が容易になりました。
  • CRDを補完する分析ツールに
    アラーム管理システムは、CRDとは視点の異なる財務分析なので、複眼的な審査が可能になりました。

地域金融機関様

課題
  • 若手社員に効果的な決算書の見方、分析方法の教育ができていない。
  • 共通の分析ツールがなく、人によって分析内容が違った。
結果
  • 審査ノウハウの共有化
    属人化しがちな決算書分析のスキルを、アラーム管理システムを通じて継承できるようになりました。
  • 研修会や解説サービス
    一般的な研修会では用意されたサンプルで研修を行うので、その場でわかったつもりになっていても、現場で活用できていませんでした。実際の分析結果や財務分析について、アロックスに相談したり、説明を求めることができるので、実体験をもとにした若手社員のスキルアップが進んでいます。

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